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2006年07月23日

タカハシマコ『冷たいお菓子』

タカハシマコVISUALコミック作品集「冷たいお菓子」
タカハシマコVISUALコミック作品集「冷たいお菓子」

いいから買え・・・・・・では終わってしまうので、タカハシマコが認知される一助となるべくくだを巻きます。

性的表現を含む。
商業活動は98年辺りから02年まではBLがメイン。02年の『女の子は特別教』(コアマガジン・絶版)からは男性向けにも執筆(正確には、短編集なので01年よりも前からだが)。主な掲載誌はCOMIC快楽天。『冷たいお菓子』(2004/08)・『水色ノート』(2005/07)はそれらの作品集。

BL時代の短編は24p作品が多いが、2002年からの男性向け作品は8pという短さに収められており、緊張感を獲得。情動の鋭利な描写が持ち味。


*絵柄
丸ペンと思われる細く危うい描線。造形は胴・手足が細長く、骨張っている。頭蓋のバランスは、顎から上瞼までが3:上瞼から頭頂までが5くらい。等身は5~6だが、胴の幅より頭蓋の直径の方が大きく、繊細な印象と相まって高く見える、けどどう見てもロリ。股の位置は全長の半分、しかしキャラが腰を折った途端に足だけ約2等身伸びるのも特徴。骨格の同一性より印象や高次のバランスが重視されているようだ。
ギャグなどの転調時には糸目になったり低等身化したりするが、少女漫画的。
少女漫画の系譜を汲んでいるが、そうはいっても何パターンもあるので、最近だと「ハチクロ」の絵柄を想像してもらえると良い。
本書は掲載時モノクロだったものを全ページカラー化。配色は淡い。コマ展開を考慮し、重要度の低いパーツや領域は白く残される。


*コマ割り
至って単純。殆ど矩形で構成されており、斜め切りは一篇につき一度あるかないか。
淡々と読みやすいが故に、しばしば冷酷さを醸し出す。
コマ線のないコマ・開領域を使ったコマが1ページに一度は出てくる。ページ単位の印象を和らげ、絵柄のイメージと適合させている。この開領域は場面転換に使われる場合が多い。各々のコマ内容だけで判断すれば交換不可能ではないが、ページ全体を見れば適切な位置に配置されている。


*演出
テーマ性はひとまずおいて、それを効果的に伝えるタカハシマコの方法意識を一言すると、
“日常と地続きな、雄弁な情景の抽出”
8pという短さながらも、主人公の少女らの来歴を想像させる下地を形成し得ている。これは強固な日常性、体験の普遍性に支えられている(お風呂、下校・寄り道、窓辺の少女、など)。脚本は、説明的・独り言過剰の嫌いはあるものの話し言葉にブラッシュアップされており、十分日常的で、次第に核心的となっていく。
『女の子は特別教』の作品群は情景の解釈を試みるべく不躾なモノローグで締められる傾向があったが、こと『冷たいお菓子』においては語らずして語り切っており、「状況の設定」を越え「情景の抽出」に値し、方法論は完成を見ている。事態の核心・ラストシーンがどれだけグロテスクであっても、日常と地続きに突きつけられたそれを我々は受けとめざるを得ない。かいまみる切断面の凄艶に酔え。

>『女の子は特別教』は未熟なりの歪み、構成の不備と過剰なダイアローグやモノローグの結託による自壊が発生し、ときに自己言及性・批評性に至っている。エントリーを改めて記したい。


*物語(※本項からはネタバレを含みます)
アマゾンカスタマーレビューで「百年の孤独」氏が本書の急所を端的に記されている。

“ストーリーは相変わらず全ロリコンを鬱に叩きこむ冷酷な話。例えば町田ひらくの描くマンガが、男性を性的搾取者と位置付け力強い加害者であると嘯き、読者の背徳感を煽ることによってエロを増幅させているのに較べて、彼女の描く男性は少女の無知や弱さにつけこんで快楽を剽窃する社会不適合者であるに過ぎず、憎むべき存在としては描かれていない。蔑みすらもなく、ただ災厄に見舞われた少女の姿が描かれ、災厄たる僕たちに対する諦めのため息が聞こえるのみである。僕たちは歪んでいて、彼女に憐れまれてすらいる存在なのだ。”

アマゾンなんて人目につくところにこの水準の言説がある以上、わざわざ僕が語るのも烏滸がましいのだが、気を取り直して続きます。あと「剽窃」は誤用じゃないかな。比喩と言われたらそれまでですが。

なんといっても少女達の男に向ける視線の無味乾燥が素晴らしい。僕等はまるで対等じゃない。
本書のみならず現在タカハシマコの最高傑作であろう『カチカチ』。諸氏には原典を味わって欲しいので詳細な解説は避けるが、父子家庭の娘「桜」が行きずりの男「小宮」に「――小宮さん   私のこと 食べたい――?」と放つ貌の冷徹さよ。見透かし、関係の唯一性を全く信じていないにも関わらず愛を希求するイロニー。随所でリンクし、テーマを広汎にしながら凝集する「カチカチ」の音韻。美味絶佳、これを8pでやられてはぐうの音も出ない。
褒誉はほどほどにして、描かれる男性像は一貫して子供じみ、身勝手で、無力である。
『あわあわ』のラスト、少年の義姉への呼びかけはけっして届くことはない。少女達が男を信頼することはあり得ず、気紛れに寄り添ってみるも求めているのは形無き亡霊。この冷酷さは男性への痛烈な批評だ。


*総評
“私の妄想なんですが『萌え』って「人扱いしない人でなしの心」と個人的に思ってるので、大変申し訳ない気持ちです。”
巻末の作品解説の言葉です。
対象人物の属性にフェチを見いだし倒錯し続けるのが、萌える基本姿勢だと思います。
男性向け成年コミックを描くにあたって近年『萌え』は避けて通れない概念で、これを作者なりに弁別した上で描くからこそ、ドライで芳醇な作品を生み得たのでしょう。『冷たいお菓子』の少女に僕等は否応なしに萌える。ガリガリに痩せていたり、性的虐待を受けたり、身体の欠損に萌える。美少女の身体的特徴(性格的特徴でもいいのだけれど)に無遠慮な視線を注ぎ続ける。
低次元な啓蒙になって申し訳ないが、一瞬で忘却される消費財だけでなく、オートマティックな消費行動を評価し目を覚まさせる作品も作られねばならない。視線の対象である女性の手で萌え批評となる作品が描かれたのはいいとして、男性からはどうだろう。
例えば山本雲居は、社会的・倫理的制裁を受けずに幼女をレイプできる設定を手を変え品を変えぶち上げる。精液を注がないと死んでしまう「膣涸れ病」が突如蔓延するとか、女性でなくとも怒り出すのを宥め得ない言語道断だ。けれどそれを自慰専用の良質なシチュエーション漫画としか読まない人を僕は信用しない。不潔で不愉快な漫画と切って捨てる人も、思考を手放さないで欲しい。山本雲居は登場人物を特殊な環境下におきながら女性の内面も男性の内省もあらゆる葛藤も徹底して排除し、レイプの行われつづける事態を刻々と描写する。この徹底性、即ち意図されたものは、行為者と被行為者への批評として読まれねばならない。「このキャラはかくも無法な行いに対し、どうして疑問を感じないのだろう?」、読者は自然と思うはずだ。ここにおいて山本雲居は、人間の意志決定におけるモデルの自明性を問うている(Ω Ω Ω<な、なんだってー!? )。
ここまで拡大解釈するのは誤読に違いないが、山本雲居作品の面白さが自明性の喪失に通じているのは、僕にとっては真実だ。作品内の不道徳極まりない数々の常識と局地的あるいは社会的通念、またそれを甘受する男達と女達。では道徳的であるとは?
萌え=男性原理への批評にしても、女性であるからアプリオリに弱者で被収奪者だ、という認識はそれこそ冒涜なのだ。宿命的な弱者と言わなくとも、女性性に無根拠な特権を読み取るスキームは確かに存在しているし、また男性性も同様だ。
この文脈において、僕は流行の萌え『女装』に期待している(ホントだよ~~)。女性的身体は萌えの前提条件だが、「穢らわしきY染色体を持つ」我々にとって女装という幻想充足的行為は不可能性への企投なのだ。女性的身体という幻想を搾取しつつも憧憬する我々は、同一化の企てによって内省を迫られねばなるまい。
女装ギャルゲーのエポックメイカー『処女はお姉さまに恋してる』は、如何に女になりきるか・バレたらどうしよう・慕ってくれてる女の子にバレちゃったよどうしよう、という塩梅で女装の醍醐味を適度に入れつつエンターテインメントした佳作なんだけど、不可能性だとか超越的なものには一切累が及ばない(だって天然な瑞穂きゅん見てても“こんな可愛い子が女の子のはずがない!”としか言えないでしょ?)。『はぴねす』の渡良瀬準は天無二日のヴィジュアルで、見るだけでどんな朴念仁でも実存(女性的身体)が本質に先立つって悟っちゃうんだけど、本質には踏み込んでくれない。
そこで『ゆびさきミルクティー』(宮野ともちか)ですよ!!
主人公の池田由紀は第二次性徴をきっかけに、大切にしたいと思ってる幼なじみの森居左を傷つける主体になろうとしていることに気づく。アイデンティティークライシスに揺れながら女装に没頭していく。理解者でありフラグも立ちっぱなしの黒川水面に自分のウィッグをつけてもらおうとして(なんたる身勝手!自己愛!)憤然拒絶されたり、近頃は素でも女の仕草が出ちゃって親友・高槻亘をときめかせたりと無体が過ぎるが、それでも彼は自己の性を見つめるところから出発しているのだ。宮野ともちかの瑞々しい描線、魅力的な表情、ばかげて真摯な言葉、あざとかろうと突き進む比類無き演出はいつか、我々の抱える諸問題を切り刻み足蹴にしてくれるだろう。
その運動が終焉を迎えたとき参加者が振り返ったならば、身体と精神は新たな見地に届いているはずである。



『冷たいお菓子』の少女。彼女らの視線は男を通り過ぎ、愛の亡霊を見ている。それは萌えと似て非なる視線で、断片たる属性ではなく相互理解を始めとした不可能性へのロマンに根ざしている。
いつか手にしたい愛を見つめる『冷たいお菓子=冷酷な少女』は、美味しい。

2006年07月22日

藤田嗣治展

京都国立近代美術館の藤田嗣治展に行って参りました。
イメージ検索

*人物像
黒縁丸めがね、ぱさりとしたワンレンでオシャレなのび太にしか見えない。しかも猫好き。メキシカンスタイルとか言っちゃって、テンガロンハットに飾りボタンをずらりと縫ったパンツ姿で芝生に横たわる、かと思えば数年後には作務衣を着て日本趣味な小道具を散らした自画像を描いている。生涯に5回(うろ覚え)も結婚してる。感動的なまでの考え無しだ。
作品数も相当なものだけれど、絵皿だとか用途不明の巾着まで作ってて、旺盛な意欲とスタイルへの非固執が伺える。

*画風の変遷
印象派主流の国内では全く認められず、渡仏、キュビズムやシュルレアリスムに衝撃を受ける。
キュビズムの模倣もしたが、柔らかで幻想的な質感を持つ乳白色で女性人物画を描き、好評を博す。墨で主線を描くのも特徴。私見だが、木目が漫画的。木造建築だけ浮いて見えた。鑑賞者の絵画受容体験が漫画に偏っているためだが、描線レヴェルの一致は確かに見て取れる。
その後、南国調の大胆な色遣いを施し、人物も躍動的で表情のはっきりした画風へ(破顔するピエロのTシャツに花王のお月様みたいな微笑みムーンのプリント。絶対ふざけてる)。感性の賜物か、配色理論を吸収したのかは知らないが、次第に色彩の統一がなされる。
WW2では戦争画を描く。赤銅色を基調とした、ドミナントトーン配色が多い。この時期は輪郭線が顕わには描かれていない。
戦後、輪郭線が復活。49年の渡仏まで、戯画性が顕著な犬・猫・狸・鶏・アヒル・蛙の食卓(壁には裸婦画)を描くあっけらかんは感動的。
その後はディフォルメの効いた少女などを描き続ける。遠近をあえて崩した群像画が多い。
磔刑や黙示録も描いているが、宗教的な厳粛さは全く感じられずマンガ的でさえある。磔刑は近景に数人が配置、遠景と中景は一体となって厳密な空間的整合性は無視される。小花や雑草が地面にほぼ等間隔に配置される適当さが面白い。群集絵画の黙示録は恐怖マンガの世界。

*<すぐ戻ります(蚤の市)>(1956年)
sugumodorimasu.jpg
これが一番印象的でした。モノに溢れた閉空間の絵ですが、遠近法は正確、上方にはくすんだ空が見え、その色と蔭の色調は統一されており(環境光の決定)、現前性に貢献しています。ペールイエローのドミナントカラー配色ですが、中心には「肩から洗面器大の時計を提げたマネキン・首には赤ん坊の人形の頭を安置・補色のペールブルーの合羽を羽織っている」が描かれていて、底抜けする程のあざとさに脱帽。全く衒いを感じられない。

*総評
一貫した思想抜きにひたすら作り続けていて、「これが天才か」と思う。
猫や少女へのフェチは感じるが、その絵で伝えたいテーマがこれっぽっちも見いだせない。物語のための物語、絵画のための絵画、自己以外の論理体系に接続しない成果物を僕は蔑むことにしているのだけれど、浅薄な態度であったかと省みた。同一ジャンルからの無意識の引用作用は無視できないし、美術史観を元にした藤田嗣治の分析は可能だし、また説得力も持ちうるだろうが、「細かいことはいいっこなしよ」と嘯かせる強度がある。ほんとか嘘か知らないがブエノスアイレスでの個展で「1万人がサインのために列に並んだ」というのも頷ける?

2006年07月20日

MD5バトルデータベース

元ネタはこちら、魔法のMD5 - MD5バトル

*作家
[古橋秀之] 攻撃:92 素早さ:68 防御:82 命中:30 運:83 HP:247
[涼元悠一] 攻撃:68 素早さ:84 防御:98 命中:73 運:55 HP:282
[うえお久光] 攻撃:17 素早さ:30 防御:28 命中:26 運:15 HP:119
[恩田陸] 攻撃:94 素早さ:83 防御:39 命中:94 運:77 HP:192
[浅暮三文] 攻撃:90 素早さ:92 防御:12 命中:66 運:98 HP:286
[阿佐田哲也] 攻撃:55 素早さ:96 防御:76 命中:28 運:100 HP:270
[森博嗣] 攻撃:11 素早さ:15 防御:29 命中:17 運:35 HP:219
[高畑京一郎] 攻撃:26 素早さ:75 防御:27 命中:87 運:42 HP:160
[川上稔] 攻撃:36 素早さ:41 防御:34 命中:95 運:22 HP:180
[上遠野浩平] 攻撃:97 素早さ:70 防御:14 命中:28 運:88 HP:268
[橋本紡] 攻撃:64 素早さ:22 防御:33 命中:56 運:76 HP:209
[阿智太郎] 攻撃:98 素早さ:74 防御:55 命中:57 運:35 HP:185
[三雲岳斗] 攻撃:13 素早さ:71 防御:93 命中:93 運:10 HP:285
[佐藤ケイ] 攻撃:18 素早さ:39 防御:86 命中:73 運:79 HP:200
[甲田学人] 攻撃:24 素早さ:90 防御:90 命中:72 運:75 HP:284
[壁井ユカコ] 攻撃:59 素早さ:41 防御:81 命中:60 運:82 HP:145
[成田良悟] 攻撃:37 素早さ:21 防御:43 命中:97 運:97 HP:149
[有川浩] 攻撃:62 素早さ:57 防御:80 命中:13 運:81 HP:223
[高橋弥七郎] 攻撃:44 素早さ:72 防御:43 命中:15 運:23 HP:224
[時雨沢恵一] 攻撃:41 素早さ:64 防御:89 命中:40 運:56 HP:254
[桜庭一樹] 攻撃:72 素早さ:22 防御:23 命中:77 運:34 HP:279
[桜坂洋] 攻撃:85 素早さ:78 防御:11 命中:61 運:89 HP:101
[虚淵玄] 攻撃:35 素早さ:88 防御:22 命中:100 運:70 HP:119
[奈須きのこ] 攻撃:52 素早さ:57 防御:85 命中:89 運:76 HP:189
[秋山瑞人] 攻撃:78 素早さ:30 防御:62 命中:55 運:33 HP:213
[西尾維新] 攻撃:28 素早さ:53 防御:21 命中:22 運:64 HP:269
[田中ロミオ] 攻撃:31 素早さ:41 防御:82 命中:44 運:59 HP:106
[山田おろち] 攻撃:44 素早さ:42 防御:24 命中:11 運:98 HP:265
[麻枝准] 攻撃:37 素早さ:20 防御:89 命中:92 運:46 HP:149
[おかゆまさき] 攻撃:52 素早さ:67 防御:79 命中:10 運:33 HP:281
[神坂一] 攻撃:54 素早さ:70 防御:72 命中:50 運:59 HP:210
[冴木忍] 攻撃:20 素早さ:64 防御:21 命中:75 運:39 HP:124
[秋田禎信] 攻撃:69 素早さ:32 防御:93 命中:51 運:76 HP:259
[浅井ラボ] 攻撃:90 素早さ:38 防御:51 命中:98 運:15 HP:130
[谷川流] 攻撃:99 素早さ:12 防御:27 命中:64 運:60 HP:227
[冲方丁] 攻撃:14 素早さ:72 防御:35 命中:50 運:97 HP:215
[高殿円] 攻撃:34 素早さ:23 防御:77 命中:69 運:70 HP:178
[日日日] 攻撃:56 素早さ:64 防御:66 命中:69 運:59 HP:222
[滝本竜彦] 攻撃:29 素早さ:78 防御:99 命中:78 運:65 HP:144
[米澤穂信] 攻撃:27 素早さ:21 防御:17 命中:49 運:15 HP:130
[神野オキナ] 攻撃:40 素早さ:51 防御:53 命中:62 運:44 HP:155
[田口仙年堂] 攻撃:21 素早さ:40 防御:42 命中:57 運:28 HP:215
[扇智史] 攻撃:12 素早さ:75 防御:41 命中:45 運:78 HP:164
[小川一水] 攻撃:35 素早さ:83 防御:30 命中:94 運:41 HP:150
[乙一] 攻撃:92 素早さ:71 防御:12 命中:10 運:48 HP:103
[長森浩平] 攻撃:24 素早さ:30 防御:59 命中:21 運:30 HP:271


*ローゼンメイデン
[真紅] 攻撃:78 素早さ:75 防御:19 命中:57 運:22 HP:165
[雛苺] 攻撃:42 素早さ:20 防御:57 命中:93 運:99 HP:204
[翠星石] 攻撃:22 素早さ:14 防御:70 命中:22 運:32 HP:260
[蒼星石] 攻撃:12 素早さ:35 防御:48 命中:54 運:85 HP:212
[金糸雀] 攻撃:24 素早さ:64 防御:80 命中:66 運:48 HP:120
[水銀燈] 攻撃:47 素早さ:25 防御:30 命中:73 運:33 HP:204
[薔薇水晶] 攻撃:74 素早さ:71 防御:91 命中:35 運:57 HP:129
[桜田ジュン] 攻撃:75 素早さ:22 防御:96 命中:44 運:89 HP:211
[柏葉巴] 攻撃:88 素早さ:30 防御:55 命中:71 運:99 HP:182
[めぐ] 攻撃:90 素早さ:39 防御:45 命中:16 運:60 HP:123
[ラプラス] 攻撃:96 素早さ:70 防御:56 命中:36 運:45 HP:283

*アニメその他
[ドラえもん] 攻撃:21 素早さ:14 防御:42 命中:80 運:19 HP:160
[コロ助] 攻撃:34 素早さ:83 防御:77 命中:42 運:89 HP:157
[ジャイアン] 攻撃:87 素早さ:40 防御:86 命中:99 運:90 HP:215

吉永さん家のガーゴイル
[吉永双葉] 攻撃:76 素早さ:10 防御:98 命中:58 運:95 HP:275
[吉永和己] 攻撃:80 素早さ:94 防御:93 命中:34 運:69 HP:175
[梨々=ハミルトン] 攻撃:92 素早さ:84 防御:59 命中:41 運:13 HP:104
[ガーゴイル] 攻撃:86 素早さ:29 防御:60 命中:33 運:35 HP:207
[百色] 攻撃:16 素早さ:12 防御:81 命中:46 運:31 HP:271
[小野寺美森] 攻撃:84 素早さ:41 防御:80 命中:80 運:12 HP:147

涼宮ハルヒの憂鬱
[涼宮ハルヒ] 攻撃:20 素早さ:34 防御:93 命中:59 運:94 HP:148
[長門有希] 攻撃:79 素早さ:20 防御:34 命中:20 運:86 HP:295
[朝比奈みくる] 攻撃:59 素早さ:85 防御:23 命中:68 運:83 HP:264

魔法少女リリカルなのは
[高町なのは] 攻撃:57 素早さ:39 防御:92 命中:76 運:51 HP:258
[フェイト・テスタロッサ] 攻撃:86 素早さ:17 防御:93 命中:95 運:46 HP:227
[矢神はやて] 攻撃:54 素早さ:50 防御:87 命中:91 運:47 HP:124
[ヴィータ] 攻撃:39 素早さ:28 防御:16 命中:21 運:36 HP:146
[アリサ・バニングス] 攻撃:21 素早さ:72 防御:93 命中:64 運:32 HP:146
[月村すずか] 攻撃:27 素早さ:43 防御:89 命中:37 運:14 HP:173

*女装少年
[渡良瀬準] 攻撃:95 素早さ:85 防御:68 命中:94 運:46 HP:263
[宮小路瑞穂] 攻撃:42 素早さ:72 防御:34 命中:15 運:75 HP:185
[大佛はずむ] 攻撃:80 素早さ:34 防御:91 命中:98 運:26 HP:258
[章姫いちご] 攻撃:11 素早さ:18 防御:64 命中:23 運:87 HP:260
[章姫一期] 攻撃:93 素早さ:96 防御:42 命中:92 運:87 HP:125
[鷹森奈月] 攻撃:100 素早さ:97 防御:38 命中:84 運:60 HP:251
[吉永和己] 攻撃:80 素早さ:94 防御:93 命中:34 運:69 HP:175
[志木秋巳] 攻撃:47 素早さ:95 防御:87 命中:18 運:27 HP:108
[桜沢けいと] 攻撃:16 素早さ:40 防御:35 命中:97 運:24 HP:186
[橘ゆず] 攻撃:53 素早さ:66 防御:93 命中:59 運:15 HP:154
[香坂輝] 攻撃:97 素早さ:66 防御:81 命中:70 運:81 HP:218
[三田村まゆみ] 攻撃:15 素早さ:74 防御:76 命中:99 運:20 HP:236
[羽丘ふぶき] 攻撃:85 素早さ:99 防御:14 命中:60 運:82 HP:119
[桐嶋菫] 攻撃:48 素早さ:15 防御:98 命中:28 運:24 HP:121
[佐藤衛] 攻撃:30 素早さ:85 防御:68 命中:49 運:74 HP:281
[桜庭巴] 攻撃:81 素早さ:26 防御:93 命中:15 運:26 HP:297
[南雲白兎] 攻撃:64 素早さ:52 防御:16 命中:40 運:88 HP:276
[ルカ] 攻撃:88 素早さ:34 防御:81 命中:34 運:50 HP:287
[下連雀すすき] 攻撃:16 素早さ:24 防御:48 命中:93 運:27 HP:110
[広場まひる] 攻撃:28 素早さ:84 防御:60 命中:81 運:21 HP:102
[田中誠] 攻撃:99 素早さ:29 防御:11 命中:43 運:14 HP:298
[加護のあ] 攻撃:77 素早さ:65 防御:100 命中:64 運:58 HP:145
[ヒロイン] 攻撃:52 素早さ:96 防御:35 命中:74 運:51 HP:191
[常葉広海] 攻撃:49 素早さ:69 防御:62 命中:41 運:77 HP:126
[ケイン] 攻撃:89 素早さ:74 防御:25 命中:39 運:79 HP:225
[神崎薫] 攻撃:29 素早さ:73 防御:57 命中:39 運:62 HP:228
[天璋院糾] 攻撃:33 素早さ:20 防御:70 命中:48 運:34 HP:186


*Leaf系

[長瀬祐介] 攻撃:11 素早さ:79 防御:53 命中:13 運:14 HP:192
[月島瑠璃子] 攻撃:23 素早さ:58 防御:96 命中:22 運:96 HP:141
[月島拓也] 攻撃:86 素早さ:81 防御:30 命中:97 運:22 HP:263
[新城沙織] 攻撃:36 素早さ:18 防御:85 命中:96 運:84 HP:185
[藍原瑞穂] 攻撃:58 素早さ:25 防御:76 命中:33 運:68 HP:154
[太田香奈子] 攻撃:15 素早さ:45 防御:96 命中:29 運:96 HP:204
[長瀬源一郎] 攻撃:37 素早さ:14 防御:97 命中:29 運:62 HP:234


[柏木耕一] 攻撃:21 素早さ:97 防御:38 命中:16 運:28 HP:178
[柏木千鶴] 攻撃:14 素早さ:71 防御:24 命中:64 運:96 HP:289
[柏木梓] 攻撃:68 素早さ:11 防御:57 命中:71 運:34 HP:263
[柏木楓] 攻撃:48 素早さ:86 防御:96 命中:46 運:17 HP:259
[柏木初音] 攻撃:99 素早さ:87 防御:83 命中:83 運:66 HP:250
[柳川裕也] 攻撃:61 素早さ:32 防御:78 命中:50 運:46 HP:167
(ヘタレを除き軒並み高HP。エルクゥの血筋を見ました。)

その他
[保科智子] 攻撃:94 素早さ:90 防御:80 命中:90 運:82 HP:124(まさに委員長)
[猪名川由宇] 攻撃:65 素早さ:98 防御:29 命中:72 運:11 HP:193(まさに雨女)
[森川由綺] 攻撃:44 素早さ:83 防御:91 命中:36 運:47 HP:167
[緒方理奈] 攻撃:62 素早さ:11 防御:97 命中:31 運:70 HP:286
[澤倉美咲] 攻撃:98 素早さ:46 防御:64 命中:90 運:81 HP:101
[観月マナ] 攻撃:12 素早さ:58 防御:45 命中:40 運:48 HP:191


*MOON.は面白いステータスにならなかった。


*ONE
[折原浩平] 攻撃:17 素早さ:97 防御:15 命中:68 運:20 HP:102
[長森瑞佳] 攻撃:88 素早さ:11 防御:88 命中:60 運:34 HP:248
[七瀬留美] 攻撃:55 素早さ:88 防御:59 命中:10 運:93 HP:138
[川名みさき] 攻撃:78 素早さ:63 防御:47 命中:75 運:99 HP:178
[里村茜] 攻撃:67 素早さ:60 防御:60 命中:57 運:65 HP:102
[椎名繭] 攻撃:100 素早さ:35 防御:46 命中:10 運:96 HP:223
[上月澪] 攻撃:66 素早さ:83 防御:29 命中:66 運:38 HP:239
[深山雪見] 攻撃:42 素早さ:34 防御:90 命中:76 運:87 HP:246
[広瀬真希] 攻撃:28 素早さ:35 防御:75 命中:67 運:40 HP:185
[住井護] 攻撃:46 素早さ:81 防御:33 命中:47 運:51 HP:210
[氷上シュン] 攻撃:48 素早さ:56 防御:82 命中:51 運:45 HP:249

長森が最強。
浩平の脆弱さも良い。


*Kanon
[相沢祐一] 攻撃:75 素早さ:45 防御:29 命中:30 運:35 HP:113
[月宮あゆ] 攻撃:70 素早さ:31 防御:66 命中:26 運:62 HP:276
[水瀬名雪] 攻撃:44 素早さ:89 防御:61 命中:29 運:75 HP:263
[沢渡真琴] 攻撃:74 素早さ:56 防御:45 命中:48 運:66 HP:154
[美坂栞] 攻撃:84 素早さ:81 防御:31 命中:21 運:83 HP:107
[川澄舞] 攻撃:72 素早さ:21 防御:69 命中:16 運:90 HP:199
[倉田佐祐理] 攻撃:14 素早さ:48 防御:54 命中:58 運:69 HP:176
[天野美汐] 攻撃:78 素早さ:80 防御:47 命中:99 運:88 HP:135
[水瀬秋子] 攻撃:12 素早さ:99 防御:28 命中:30 運:43 HP:291
[北川潤] 攻撃:74 素早さ:21 防御:64 命中:38 運:33 HP:125

栞は面白いけど、他は精彩に欠ける。


*AIR
[神尾観鈴] 攻撃:70 素早さ:90 防御:96 命中:61 運:35 HP:295
[国崎往人] 攻撃:32 素早さ:81 防御:13 命中:20 運:47 HP:236
[霧島佳乃] 攻撃:93 素早さ:74 防御:86 命中:32 運:44 HP:177
[霧島聖] 攻撃:38 素早さ:37 防御:19 命中:39 運:29 HP:295
[遠野美凪] 攻撃:47 素早さ:87 防御:83 命中:49 運:56 HP:182
[みちる] 攻撃:82 素早さ:77 防御:64 命中:83 運:89 HP:120
[神尾晴子] 攻撃:54 素早さ:12 防御:72 命中:90 運:36 HP:113
[橘敬介] 攻撃:31 素早さ:75 防御:99 命中:47 運:93 HP:142
[ポテト] 攻撃:39 素早さ:93 防御:41 命中:92 運:53 HP:249
[柳也] 攻撃:21 素早さ:21 防御:37 命中:50 運:92 HP:111
[神奈] 攻撃:38 素早さ:33 防御:56 命中:16 運:20 HP:233
[裏葉] 攻撃:16 素早さ:21 防御:20 命中:94 運:39 HP:244
[八百比丘尼] 攻撃:14 素早さ:84 防御:33 命中:33 運:78 HP:231

観鈴が最強。佳乃はそこそこ。

*CLANNAD
[岡崎朋也] 攻撃:26 素早さ:92 防御:81 命中:58 運:22 HP:224
[古河渚] 攻撃:40 素早さ:28 防御:58 命中:40 運:48 HP:270
[古河早苗] 攻撃:22 素早さ:72 防御:96 命中:46 運:84 HP:277
[古河秋生] 攻撃:62 素早さ:34 防御:39 命中:36 運:32 HP:239
[藤林杏] 攻撃:74 素早さ:89 防御:91 命中:99 運:60 HP:236
[藤林椋] 攻撃:73 素早さ:64 防御:12 命中:72 運:83 HP:222
[一ノ瀬ことみ] 攻撃:15 素早さ:83 防御:81 命中:58 運:72 HP:288
[坂上智代] 攻撃:24 素早さ:59 防御:32 命中:29 運:61 HP:285
[伊吹風子] 攻撃:17 素早さ:22 防御:100 命中:61 運:96 HP:204
[伊吹公子] 攻撃:100 素早さ:90 防御:74 命中:90 運:97 HP:186
[宮沢有紀寧] 攻撃:12 素早さ:51 防御:14 命中:65 運:72 HP:171
[春原陽平] 攻撃:54 素早さ:23 防御:55 命中:28 運:82 HP:224
[春原芽衣] 攻撃:49 素早さ:28 防御:84 命中:76 運:20 HP:230
[相楽美佐枝] 攻撃:61 素早さ:100 防御:16 命中:50 運:69 HP:269
[幸村俊夫] 攻撃:46 素早さ:27 防御:18 命中:88 運:43 HP:240
[芳野祐介] 攻撃:53 素早さ:10 防御:14 命中:49 運:99 HP:106
[柊勝平] 攻撃:81 素早さ:22 防御:93 命中:43 運:95 HP:167
[岡崎直幸] 攻撃:47 素早さ:53 防御:86 命中:66 運:66 HP:258
[岡崎汐] 攻撃:93 素早さ:14 防御:29 命中:19 運:27 HP:228
[ボタン] 攻撃:65 素早さ:31 防御:34 命中:69 運:15 HP:291

[坂上鷹文] 攻撃:81 素早さ:70 防御:30 命中:26 運:39 HP:160
[とも] 攻撃:60 素早さ:78 防御:82 命中:31 運:63 HP:219
[河南子] 攻撃:34 素早さ:97 防御:63 命中:54 運:42 HP:221

伊吹公子が恐ろしい。

*リトルバスターズ
[直枝理樹] 攻撃:24 素早さ:23 防御:64 命中:76 運:83 HP:134
[棗恭介] 攻撃:73 素早さ:63 防御:22 命中:50 運:70 HP:296
[宮沢謙吾] 攻撃:89 素早さ:92 防御:15 命中:38 運:76 HP:248
[神北小毬] 攻撃:39 素早さ:18 防御:46 命中:54 運:48 HP:124
[棗鈴] 攻撃:58 素早さ:98 防御:52 命中:77 運:45 HP:300
[三枝葉留佳] 攻撃:87 素早さ:99 防御:60 命中:21 運:93 HP:298
[能美クドリャフカ] 攻撃:66 素早さ:27 防御:91 命中:55 運:11 HP:226
[来々谷唯湖] 攻撃:70 素早さ:87 防御:70 命中:34 運:67 HP:179
[西園美魚] 攻撃:92 素早さ:14 防御:93 命中:95 運:75 HP:129
[二木佳奈多] 攻撃:23 素早さ:76 防御:59 命中:58 運:34 HP:157
[笹瀬川佐々美] 攻撃:55 素早さ:33 防御:40 命中:68 運:52 HP:284

未発売ですがハイスペック揃い。
トップは西園美魚。日傘急所突き戦法。
次点は三枝葉留佳。


*おまけ
[範馬勇次郎] 攻撃:15 素早さ:74 防御:12 命中:44 運:64 HP:237
[オーガ] 攻撃:88 素早さ:41 防御:30 命中:28 運:100 HP:272

[朝倉音夢] 攻撃:84 素早さ:75 防御:65 命中:43 運:23 HP:142
[片瀬雪希] 攻撃:51 素早さ:99 防御:37 命中:30 運:88 HP:251

[キリスト] 攻撃:81 素早さ:26 防御:21 命中:82 運:32 HP:120
[釈迦] 攻撃:99 素早さ:63 防御:35 命中:97 運:75 HP:258
[神] 攻撃:57 素早さ:81 防御:73 命中:55 運:63 HP:233
[唯一神] 攻撃:46 素早さ:17 防御:90 命中:68 運:100 HP:294
[又吉イエス] 攻撃:62 素早さ:24 防御:75 命中:10 運:39 HP:207
[天照大神] 攻撃:80 素早さ:43 防御:70 命中:91 運:23 HP:171

[小泉純一郎] 攻撃:36 素早さ:89 防御:97 命中:45 運:22 HP:199
[ジョージ・ブッシュ] 攻撃:26 素早さ:76 防御:20 命中:53 運:40 HP:102

[東京] 攻撃:43 素早さ:30 防御:90 命中:94 運:21 HP:168
[京都] 攻撃:98 素早さ:32 防御:27 命中:29 運:80 HP:269
[さいたま] 攻撃:36 素早さ:68 防御:38 命中:23 運:93 HP:248
[千葉] 攻撃:76 素早さ:25 防御:83 命中:54 運:17 HP:191
[横浜] 攻撃:15 素早さ:55 防御:16 命中:69 運:42 HP:287
[大阪] 攻撃:17 素早さ:66 防御:89 命中:11 運:90 HP:124
[神戸] 攻撃:80 素早さ:16 防御:35 命中:21 運:67 HP:229

[アメリカ] 攻撃:17 素早さ:96 防御:17 命中:98 運:11 HP:210
[日本] 攻撃:92 素早さ:35 防御:92 命中:68 運:68 HP:300
[モロッコ] 攻撃:90 素早さ:57 防御:89 命中:56 運:89 HP:279

[ショタコン] 攻撃:56 素早さ:70 防御:69 命中:75 運:28 HP:186
[ロリコン] 攻撃:96 素早さ:63 防御:90 命中:26 運:44 HP:263

[きせきのつるぎ] 攻撃:15 素早さ:27 防御:16 命中:18 運:33 HP:239
[こんぼう] 攻撃:53 素早さ:47 防御:84 命中:42 運:20 HP:298

[ドクロちゃん] 攻撃:57 素早さ:45 防御:52 命中:56 運:53 HP:178
[エスカリボルグ] 攻撃:19 素早さ:25 防御:55 命中:67 運:32 HP:276
[エクスカリバー] 攻撃:19 素早さ:66 防御:62 命中:29 運:56 HP:280
[ライトセイバー] 攻撃:21 素早さ:24 防御:21 命中:33 運:74 HP:122
[セイバー] 攻撃:98 素早さ:30 防御:25 命中:34 運:58 HP:157


***総評***
敵のHPを0にすれば勝ちのゲームですから、死ななければそのうち勝ちます。
防御力とHPの高いキャラは勝手に残るわけですが、そこでお互い如何にダメージを通すかが分かれ目です。
勝ち進むだいたいの条件は
・攻撃力70以上(防御力上限100の敵でもそれなりのダメージが通る)
・命中40以上(素早さが80後半に届くと回避されがちだが、これだけあればまあ当たってくれる)
・ダメージと回避率にボーナスが付く運の高さも最後の決め手。防御とHP、もしくは火力が卓越していれば戦えるが、穴があるなら欲しいところ。

以下、順位付けを行っていますが、相性で上位者が下位に負ける場合もあります。総合的かつ適当な順位です。


○作家・シナリオライター
Keyを退社された
[涼元悠一] 攻撃:68 素早さ:84 防御:98 命中:73 運:55 HP:282
が最強。プラネタリアン良かったですよ。
火力不足ですが、破格のタフネスで粘り勝ち。次回作期待してます。

次点に
[古橋秀之] 攻撃:92 素早さ:68 防御:82 命中:30 運:83 HP:247
[井上夢人] 攻撃:78 素早さ:92 防御:99 命中:44 運:92 HP:177
[佐藤友哉] 攻撃:98 素早さ:78 防御:75 命中:45 運:38 HP:210
[浅暮三文] 攻撃:90 素早さ:92 防御:12 命中:66 運:98 HP:286
皆さん不安要素を残していますが、長所で補って勝ち残り。

大穴で
[阿佐田哲也] 攻撃:55 素早さ:96 防御:76 命中:28 運:100 HP:270
史実に忠実である。
[日日日] 攻撃:56 素早さ:64 防御:66 命中:69 運:59 HP:222
なんたる均質性。これまた忠実である。HPがぞろ目ってるのも憎い。シビれる。

逆に最弱は
[うえお久光] 攻撃:17 素早さ:30 防御:28 命中:26 運:15 HP:119
[米澤穂信] 攻撃:27 素早さ:21 防御:17 命中:49 運:15 HP:130
[森博嗣] 攻撃:11 素早さ:15 防御:29 命中:17 運:35 HP:219
作家は極端に弱いキャラが目立った。
いちいちまとめていないが、相当数チェックした割には(200名近く)、無欠の覇者は見つからなかった。我らが準きゅんに勝てたのは涼元悠一のみ。萌王のはいてない等身大スタンドポップをバスタブに放置してただけのことはある。カルマが桁違いだ。


○ローゼンメイデン
残念ながら低次元なアリスゲームだった。所詮人形である。
ドールズ最強は薔薇水晶だが、人間も含めると『桜田ジュン』が快勝。
さすがひきこもり。内弁慶である。


○女装少年
[渡良瀬準] 攻撃:95 素早さ:85 防御:68 命中:94 運:46 HP:263
が最強。衆目の事実と合致。善哉善哉。

次点、女装かどうか判断しかねるが
[大佛はずむ] 攻撃:80 素早さ:34 防御:91 命中:98 運:26 HP:258
いかにも薄幸で鈍くさい。我々を悩殺してやまないメロウな視線が武器。
[鷹森奈月] 攻撃:100 素早さ:97 防御:38 命中:84 運:60 HP:251
炉ペド強し。あんまりちっちゃいから半端な攻撃は当たらないよ。防御がマシだったら世界を狙えた。
[吉永和己] 攻撃:80 素早さ:94 防御:93 命中:34 運:69 HP:175
女装ではないが、似たようなモノです。吉永姉妹は粒ぞろい。
[ルカ] 攻撃:88 素早さ:34 防御:81 命中:34 運:50 HP:287
知らないキャラだけどなかなか強い。

もちろん錯覚ですが、攻撃・命中・HPが高いタイプと攻撃・運・HPが低いタイプに二極化しました。まさに男の娘。
『空想女装少年コレクション』、参照させていただきました。


○特設コーナーみんな大好き『吉永さん家のガーゴイル』
[吉永双葉] 攻撃:76 素早さ:10 防御:98 命中:58 運:95 HP:275
華麗で磊落なドロップキックでした。あらゆる攻撃を受けとめ、専一蹴りかえすアティテュードには感嘆を禁じ得ない。
強敵[ジャイアン] 攻撃:87 素早さ:40 防御:86 命中:99 運:90 HP:215
にも負けません。
準にゃんにも観鈴ちんにも勝ちました。次代のヒロインはあなたですおめでとうございます。


○葉鍵系
最強は大穴
[伊吹公子] 攻撃:100 素早さ:90 防御:74 命中:90 運:97 HP:186
タフネスが心許ないが、運補正を加えた圧倒的火力と素早さで逃げ切り。人類最強はキレイなお姉さんは好きですか?

次点
[柏木初音] 攻撃:99 素早さ:87 防御:83 命中:83 運:66 HP:250
不朽の古典炉ペド。さすが鬼。公子とは僅差(残りHP2)。

越えられない壁。

[西園美魚] 攻撃:92 素早さ:14 防御:93 命中:95 運:75 HP:129
HPと後攻のハンデながらも大健闘。藤林杏・吉永双葉・ジャイアンには負ける。
[神尾観鈴] 攻撃:70 素早さ:90 防御:96 命中:61 運:35 HP:295
面目躍如。保科智子には負ける。運のなさが難点。
[藤林杏] 攻撃:74 素早さ:89 防御:91 命中:99 運:60 HP:236
華はある。
[柊勝平] 攻撃:81 素早さ:22 防御:93 命中:43 運:95 HP:167
地味なのが来た、がショタ系なのは○。
[保科智子] 攻撃:94 素早さ:90 防御:80 命中:90 運:82 HP:124
素晴らしい体質。長森瑞佳には負けます。
[三枝葉留佳] 攻撃:87 素早さ:99 防御:60 命中:21 運:93 HP:298
縞ニーソ。
[緒方理奈] 攻撃:62 素早さ:11 防御:97 命中:31 運:70 HP:286
トップアイドルですから!
[長森瑞佳] 攻撃:88 素早さ:11 防御:88 命中:60 運:34 HP:248
エイエソ。


○異種格闘戦
結論から言って一番強いのは『日本』、ということにしときます。

[日本] 攻撃:92 素早さ:35 防御:92 命中:68 運:68 HP:300

追随許さぬタフネスと安定した火力がチャーム。

ぐぐったところ、意味をなす言葉で最強なのは
[EImy] 攻撃:100 素早さ:99 防御:100 命中:99 運:100 HP:292
らしいです。

それはさておき順位出しますね。

1:日本
2:伊吹公子
3:柏木初音
4:吉永双葉(ただし、涼元悠一には負ける)
5:ジャイアン
6~8(三つ巴):涼元悠一・渡良瀬準・西園美魚
9~12:神尾観鈴(保科智子・井上夢人には負ける)が少しだけ抜けているが、藤林杏・古橋秀之・井上夢人と団子状態。


***総括***
古典である柏木初音とジャイアンの活躍は嬉しい。
渡良瀬準も名実ともに女装の大家となり喜ばしい限りだ。
図像表現と脚本、両面からキャラクター小説・アニメの集大成に至った吉永双葉には最大級の賛辞を。
鍵勢が好成績だが、参加者が多いのだから当たり前だ。
作家勢には今後の健闘を期待したい。日本ファンタジーノベル大賞出身のシナリオライター涼元悠一、ミステリーの井上夢人、サイバーパンクとシスマゲドンの古橋秀之、と国内のナラティヴがバランス良く担われているのは好感が持てる。

性懲りもなく非生産的なデータベースを構築したが、MD5バトルは往年の『バーコードバトラー』みたいなもので、興味深い。蒐集欲をそそると同時に、その範疇は非限定的だ。『バーコード』より自己検認的になりがちなのも面白い。適当なこと書いてます。まあクソエントリーですから。


最後になりましたが残念なお知らせが。
今大会最下位は『うえお久光』先生です。
[うえお久光] 攻撃:17 素早さ:30 防御:28 命中:26 運:15 HP:119
素早さという、優先順位の低いステータスで最高の30。確かに刊行ペースは早いが・・・・・・勝てるわけがない。
うえお先生よりも弱い作家をご存じの方はご一報下さい。よろしくお願いします。

2006年07月01日

TVアニメ『吉永さん家のガーゴイル』

yosinagaDVD0.jpg
原作はファミ通文庫のライトノベルで、こちらは未読。本稿ではアニメ版を扱う。
とりたてて前評判は聞かなかったが、放映開始よりネット各所での評価が高く、それなりの視聴者を獲得したと思われる。その評価の根拠を詳らかにしたい。ネタバレには一切配慮しない。

*あらすじ
平和な御色町には、
吉永さんという一つの家族がいた。
ただ……かなり個性的な一家だった…。
小柄な女の子でありながらも特技はプロレス、
好きな言葉は「先手必勝」な
勝気なトラブルメーカー双葉。
華奢な姿とおとなしい性格から、
五割の確率で女の子に間違えられる兄の和己。
身体も声も大きいパパに、
とにかく無口だけど最強なママ。

そんなある日、双葉が商店街の福引きで
引き当てたのは…
喋る犬の石像で!?
しかも吉永家の門番になる??

吉永さん家の門番は超渋くて超キュートで超最強!
個性豊かな吉永さん一家と商店街のみなさんとの
“ご町内ハートフル&ハッピーコメディ”!

(OHPより)

*キャラクターデザイン
あらすじを一見すればキャラクター性が前面に出されていることがわかる。キャラクターといっても犬の石像「ガーゴイル」を始めとして、盲導犬「エイバリー少尉」、携帯電話をスピーカー代わりに喋る植物「オシリス」など人外の面々も多く、彼らと人物が統一的にデザインされることで、破天荒な設定や展開を許容しリアリティを支えている。日向悠二によるキャラクター原案なくしては、本作の説得力は成り立たないと私は考える。その特徴と優位性をまず語る。

人物の骨格や肉付きにはディフォルメが施されており、女性陣の瞳に至っては縦の長さが頭蓋骨の五分の一ほどの大きさで、ロリ属性の視聴者には求心力のあるデザインだ。主人公格の女性陣はともかく、他キャラの顔の骨格は幾何図形的に差異化されている。もちろん差異化は顔の輪郭だけでなく瞳・口などのパーツや骨格・服装にも及び、凡そセリフのあるキャラは50名ほどいるが、彼らを見間違うような事態はありえない。
たとえば衣服のシルエットは簡略化されており、金具等のパーツを大きめにデザインすることで記号性を高めている。より一般化すれば、線画の殆ど全てが構造線として機能しており、情報の伝達効率が非常に高い。かような精度の描線により描き分けられる立体物は、人物だけでなく犬・石像・植物も表情を持つキャラとして彫像されている。
アクションや表情のパターンも豊富で、軽妙に元のバランスを逸脱するが、それらのアニメ・マンガ的「遊び」を容認し想像力を刺激するポップアートに近いキャラデザで、この多種多様さと統一度はそれだけでも偉業であると同時に、喋る石像その他奔放なキャラや、双葉のドロップキックに代表されるテンポアップ等、物語世界の自由度を保証している。


*ストーリー
第1話紹介(OHPより)

今日も新聞を持ってきた配達員を黒こげにし、主の双葉にドロップキックで蹴落とされる、
門番型自動石像ガーゴイル。彼は任務に忠実なのだが加減を知らぬ対応に、双葉に蹴倒される毎日だ。
そんな中、ガーゴイルは双葉の友人・小野寺美森の家の盲導犬エイバリー少尉の評判を聞き、
同じ主人に信頼されるべき存在として興味を持つ。その夜、小野寺家に怪しい人物が侵入するのを
ガーゴイルの探知機能が察知して…。

ちなみに小野寺美森の父が盲目である。
ではその後を補足する。
ガーゴイルと双葉の助けにより、強盗は逮捕され小野寺家も被害を被らずにすむ。しかし強盗に対して吠えなかったエイバリー少尉に、美森は不信感を募らせ、一時的な登校拒否に陥る。犬や猫とも会話できるガーゴイルがエイバリー少尉に事情を聞くと、「すでに美森が拘束された状態で無傷に守るには、抵抗せずに金品を渡して帰ってもらうのが適切」と判断したことがわかる。美森の安全を最優先としたエイバリー少尉の判断を聞かされた美森は、少尉を信頼できなかった自分を恥じ、克服するためにその夜目を瞑ったまま町内を少尉と巡る。恐怖している自分と、いつも笑顔で歩く父を対比し、父の笑顔と安心は少尉のおかげなのだと確信した美森は「少尉はいつも一番だよ」と労う。その帰路において双葉と出会い、彼女らは近所に賊が侵入するのを目撃する(その夜第二の強盗現場)。双葉はガーゴイルを呼ぶために、既に対策がとられていた第一の現場へと急ぐ。ここで美森の足がすくむ。動けない美森の安全を確保するために、賊を退散させたい。少尉は吠えようとするが、盲導犬として訓練されているため吠えられない。直接威力に頼るしかないと判断し、少尉は現場へと駆け参じる。現場はガーゴイルの力で収拾されるが、少尉は傷を負ってしまう。盲導犬故の負傷に美森は涙する。言葉は通じずとも互いを思い合う二人。それを見て、言葉の話せる犬の石像であるガーゴイルは双葉との不和を不甲斐なく思う。内省に入りかけたところでガーゴイルが異変を察知する。状況が終了した第一現場にいたはずの双葉が消えた・・・・・・ここで第一話は終わる。(伏線として、賊を援助し第一現場を監視していた謎の人物が、ガーゴイルに不逞な関心を寄せていることが既に挿入されている)


絵柄からしてオタク向けなアニメの第1話において、盲導犬を物語るとは瞠目させられる。どうせ適当なキャラクター消費アニメなんだろと先入観を持っていたのは私ですすみません。お涙頂戴な自己犠牲と忠誠の記号として盲導犬を扱うのではなく、あくまでも少尉と美森相互の信頼関係を主軸としており、説話論的にも水準以上である。信頼関係の回復と平行して、門番だけでなく御色町の番犬としての自覚を持ち始めたり、双葉との不和を内省させるなど、タイトルを張るガーゴイルに焦点を当てることも忘れていない。双葉消失と、次の話への引きも十分だ。各話のラストに次話への導入を張る構成は第5話まで続けられ、1~6話は大きな時間経過のない一本の物語となっており、視聴者を引き込んでいく。単話だけでなくシリーズ構成にも懈怠ないのは、さすが原作つきといったところか。
第1話を例にした局所的な解説を終え、総体的な物語空間に筆を移そう。

1~7話までは、キャラクターの層を厚くする役割を担っている。各話にメインとなるキャラクターがおり、ストーリーを通じて彼らの人格や来歴を伝え、内面をもつ生きた存在へ昇格させている。彼ら前半で焦点が当てられるキャラクターはその後の重要度も高い。
町の外部に初めて視線が向けられる第8話を転換点として、その後は特に新らしいキャラは登場しないが、既登場キャラクターの内面の深化が図られ、平行して御色町商店街を代表とする外界が描出される。最終13話へ向けて、10話からは話数をまたいで『場』をめぐる伏線が張られており、『ガーゴイル』の面白さを十全に伝えるには無視できないので、ここに梗概と簡単な注釈を加える。なお9話にも最終話で使われる素材が張られているが、特に重要ではないので省略する。

・10話
五〇年の歴史を持つ御色町商店街だが、駅向こうに来春オープン予定のデパートの煽りを受け、客足は遠のいていた。打開策としてガーゴイルは商店街のマスコットを引き受けるが、決定力に欠ける。次策に、怪盗百色がガーゴイルの首の鈴を盗むと予告状を出す。予告当日、TVリポーターも駆けつけ賑わっていたところオシリス登場。てんやわんやしつつも百色とガーゴイルが機転を効かせ事なきを得る。しばらくは活気づく商店街であった。
>ガーゴイルの鈴は以前お隣のお婆さん(ガーゴイルを「狛犬さん」と呼ぶ)から泥棒退治のお礼に進呈されたもので、その謝意がガーゴイルの感情の醸成に一役買っているし、門番たる動機付けにもなっている。この原体験と心情は回想で語られるが、当該時期に桜の舞う神社で狛犬と対話する形式で描写される。
・11話
クリスマスが近づいていた。吉永和己に恋心を寄せる片桐桃は、兎轉舎(ガーゴイルを作った錬金術師・高原イヨが営む怪しい骨董屋)で黄色い毛糸玉を買い求め、夜なべして人形を編む。桃は和己を呼び出し、プレゼントの人形を渡そうとするが、紛失している。人形は商店街で「和己」を捜して歩き回っている。桃の意志が封じ込められたわけだ。和己と桃は捜索するが見つからず、神社で休憩する。和己の口から、神社の御神木である桜の「この桜の下でした約束は必ず叶う」という言い伝えが語られる。雪が降り始める。桃は想いを告げようとするが、垂り雪に腰を折られ、秘めたままとなる。ガーゴイルらにより人形が届けられるが、もう動くことはない。
・12話
御色町商店街恒例、神社の御神木を奉る「さくら祭り」の季節がやってきた。しかし、駅向こうのデパートのオープン日を祭り当日にするという宣戦布告が、支配人・松川によりもたらされる。松川と吉永パパは旧知の仲で、事情を知らないパパはデパートのオープンセールの協力を約束をする。さくら祭りを毎年手伝っているママは怒り狂い、未曾有の夫婦喧嘩となる。
折しもオシリスの失踪(何者かに捕獲された)、ケルプの暴走(これも何者かに操られた)、松川が「日本一イベントを盛り上げるのがうまいお祭り屋」を雇用、などが重なる。夫婦喧嘩も落ち着く気配を見せず、事態は混迷を窮める。
>神社の桜を見上げるママが何度か挿入されており、喧嘩中に至っては涙を流しさえする。
・13話
さくら祭りが始まった。商店街とデパートが競り合うさなか、神社の桜にオシリスが融合・巨大化し、周囲を破壊し始める。レイジとハミルトンの逆襲だ。伸びる枝に萌黄のリボンを見つけたママと着ぐるみパパはこれを追ってよじ登る。ケルプはガーゴイルを襲うが、犬猫たちの加勢で退けられる。百色がレイジとハミルトンを撃退する。兎轉舎謹製マインドダイバーで巨大オシリスの心に入りこんだ双葉は、桜の記憶を遡行的に幻視する。桜の木の下で遊ぶ幼い自分。ママにプロポーズせんとパパがリボンを出すが、風で桜の枝にひっかかり、いつか二人で取りに行こうと約束したこと。双葉はさらにハナ子と再会し、解き放とうとする。外界ではママとパパがリボンをつかむ。ハナ子は頸木を解かれ、オシリスの暴走は止まる。パパはママにリボンを結わき、「祭りとデパートが競い合って、もっと盛り上がればいいと思った。自分にとってもこの祭りは大切な思い出だから」と告げる。
誰も彼も元の鞘に収まり、愉快な日々が続く。ガーゴイル:「御色町すべて問題なし」。
>商店街の客寄せとして高原イヨにより巨大立体映像装置が使われるが、巨大オシリスの暴走収束時に装置が取り込まれ、着ぐるみパパとママの抱き合う姿がでかでかと映し出される。

以上より、神社の桜をゲニウス・ロキとした商店街・御色町を、そこに住まう人々が保守する構図が見て取れる。
着地点を先取りしたところで、いかにそこへ向けて物語が記述されているかを俯瞰しよう。

ガーゴイルは冒頭から「吉永家の門番」であり、また御色町の守護者としての自覚にも芽生えていく。双葉との不和は家庭レヴェルの問題で、これは序盤に解決される。彼を狙う敵のうち東宮天祢と怪盗百色は、出会いこそ対立の形ではあったが、彼らもまた御色町の構成員として回収されていく。敵のもう一派であるハミルトンやレイジは、梨々の悪しき父と、梨々の小父となる百色に恨みを持つ者で、最後まで対立する者達だ。前者の敵はいわば身内(ご町内レヴェル)の結束を固めるための通過儀礼の類で、後者の敵はその結束を試す、おおざっぱに言えば外敵である。
三段構えで拡大していく対立構造が示されたわけだが、ここで参照して欲しいのが第8話「銀雪のガーゴイル」。例によって高原イヨの怪しげな改造を施されたガーゴイルが過去を透視するどころか過去に行ってしまい、今はなき山村で和己と双葉そっくりな姉弟に出会う。彼らは山の守り人の血筋で雪崩を予知するが、病弱で臥せっている姉は自分はいいから村人達を助けに行ってくれと頼み、ガーゴイルはそれに応えて村はつぶれるも村人は救われる話で、ラストでは伝承として現代に接続される。この過去のさらに2年前、件の姉弟の両親(これまた吉永パパとママにそっくり)が、雪崩を予知し村長に進言するも聞き入れられず、幾人かの村人と両親らが犠牲になるエピソードがフラッシュバックされている。これらの内憂と雪崩という外患は、まさに前述の三段の対立構造と対応する。吉永家のドッペルゲンガーが登場するこの村は御色町の箱庭であり、10話から描かれる町の危機と防衛の縮図となっていて、残念ながら山村は壊滅するわけだが、この体験で御色町の守護者としてのアイデンティティを確固としたガーゴイルは、もちろん彼だけでは為し得なかったことだが御色町を守り抜くわけだ。タイムスリップは高原イヨの錬金術に拠っていて、超常性を不満に思う視聴者もおられるかもしれないが、錬金術で生まれたキャラや道具は既にいくつも登場し、彼らは自ずから考え行動し人格を見せつけ、また道具もその功罪をテーマに消化しつつ効果的に物語を魅せてきた以上、我々はそれらを作品が規定する所与のルールとして受け入れなければならないし、このルールを最大限利用して、文脈を跳躍しつつ自己言及的な挿話をさらりと挟んだシリーズ構成はただごとではなく、第8話が『ガーゴイル』の作品水準を高みへ押し上げていると言っても過言ではない。

次に対立と和解のより詳細な構造を見ていきたい。
百色に代表される「御色町共同体」に吸収されていく面々は、登場時は「異邦人」の性格を与えられているわけだが、彼らが構成員となる前提条件は意思疎通の可能性である。
百色は怪盗というファンタジックな設定であるものの、故郷を求める一人の人間としても描かれる。彼は梨々の保護者となることで御色町に安住する権利を得たが、その前にガーゴイルとの対立・戦闘を経ていて、これは大変説明的な構図なのだが、動物や石像としゃべれる自動人形ガーゴイルを緩衝体に御色町へ参加していったわけだ。戦闘なんて単なるエンターテインメントの要請じゃないかと聞こえてきそうだが、いや、待って欲しい。さんざ対立対立いっておいて申し訳ないが、対立と和解という通過儀礼は本質ではなくて、潜在的な構成員である彼ら彼女らが発見されればそれですむのだ。その証左に挙げたいのが、ハナ子(後にオシリスへ融合)と双葉の交流を描いた5・6話で、植物と喋れるヘルメット(兎轉舎謹製マインドダイバーの原型)が在って初めて双葉はハナ子を発見したし、ハナ子とオシリスは御色町に参加できたのだ。
ここで前提条件「意思疎通の可能性」に帰ってくる。ガーゴイルの門番という立場は、確かに対外折衝を担いうるが、何よりもガーゴイル自身が錬金術から生まれた境界例的存在であることが要諦で、だからこそ怪盗百色はまず彼と出会わなければならなかったのだ。アウトサイダーを町の内部へ取り込んでいくには、ガーゴイルやマインドダイバーに類する意思疎通機能が不可欠で、機能を通して交換される情報自体は、戦闘であったりハナ子の声ならぬ歌であったり(この歌を使った音響演出の美しさといったらため息もので、誰か酒でもつきあいながら語り明かしたいところだが)様々に選択される装飾的なものでしかない。無論、装飾となるそれぞれの物語が高水準で描かれていることも『ガーゴイル』の魅力だが、異邦人を包み込む御色町の拡大機能が『ガーゴイル』の基本ルールであることを今一度強調しておきたい。ただし、このルールが支配的なのは身内のキャラクターを補充していく7話までだ。ならば以降はいかなるルールが支配しているのだろうか?

8話が転換点であり、メタコンテクストを孕んだ回であることは既に述べた。
9話は外敵のレイジが画面に初登場する。最終局面の前哨戦であり、10話も前述の通り同様だ。
では終盤11話より恋愛がモチーフになっているが、これは何故だろうか。
結論から言ってしまうと、「御色町の維持機能」の象徴的営為が恋愛だからだ。前半のルールが「拡大機能」であるならば、後半が「維持機能」になるのは自然と了解されると思う。御色町商店街とデパートの対立がレイジらによって御色町そのものの危機に取って代わり、これを防衛するストーリーと、和己と桃の淡い関係や吉永パパ・ママの恋情を想起させる関係回復の流れは一見相容れないが、町を構成する大部分が生物種のヒトであるからには、町の存続には交配という営みが必須であり、その初期衝動となる恋愛がモチーフに選択されたのは偶然ではない。
そんなバカな、現代的な物語素の中で最も一般的で共感しやすい恋愛をシメに持ってきただけではないのか、と聞こえてきそうだが、あくまでモチーフであって、我々は最終話で御色町の空に映し出されたパパとママの姿を思い出さなければならない。あれは単なる終結宣言ではない。これまでの話でメインにならなかった二人が消去法でラストに活躍したわけでもない。既に子を産み育ててきた二人が、かつて果たしきれなかったプロポーズのリボンを結び寄り添う姿が象徴するのは恋愛だけでなく、家族の情景である。また、二人の名前が明かされずに普遍性を付与されていることも忘れてはいけない。ラストシーンは「和己と桃」では務まらないし、ここにおいて『ガーゴイル』は、町や場の《精神性・特権性》を描こうとしながらも卑小な二者関係に退行し続けてきた幾多の作品(D.C./フタコイオルタナティヴ)を乗り越えている。
小学生には駆動させにくい恋愛要素が和己や両親に委譲されるのは論理的帰結に見えるが、もうおわかりの通り順序が逆で、双葉らが中学生や高校生であったなら恋愛の文脈に定位しようとする欲求はどうしても生まれてくる。これを抑制することで初めて『ガーゴイル』のテーマ選択性の高さは実現可能だし、可能とした田口仙年堂のキャラ配分能力は群を抜いている。
「物語はキャラクターしか描けない」とよく言われるが、実際は強度あるキャラが存在し、それらが複合的な運動を行って初めて物語のリアリティが保証されるのだ。
御色町商店街とデパートも、けして新旧の対立という狭い価値観で語られるのではなく、気負った演出なしに祭りというハレの場に収束させる手練も見事で、終わりにふさわしい。住人達はともかく、視聴者にとって御色町という舞台はもとよりコメディ劇が演じられるハレの場であり、錬金術という非日常の業が存在する空間だし、この空間の核となる神社の「桜の木の下で想いを告げると実現する」言い伝えは非日常性・フィクションのより共感を呼ぶ普遍的換言で、これを最終局面において顕在化させているわけだ。
このように物語が行われる場を特権化し、言及することで作品をまとめ上げる手法は珍しいものではない。特に、キャラ設定をデコラティブにしながら展開してきたエロゲー的想像力の作品群に頻出する超常設定(不老不死、死に神、幽霊、悪魔、魔法、超能力、etc)や、Key作品や『クロス†チャンネル』のような現代ファンタジーにおいて、世界観の穴となる超常性を知覚・検証が困難な『場』の水準へ押しやることである程度のリアリティを確保する形式で行われる。そのリアリティは形式のみに因るものではなく、精神性・抽象度の高いテーマを言語化しないまま描くときにも発揮されるが、本稿では扱わない。
少なくとも、錬金術があってガーゴイルがいて双葉たちがいる『ガーゴイル』の世界、御色町をめぐる祭りは、この形式にひとつの最適解を与え、完成している。原作者の田口仙年堂やシリーズ脚本の吉岡たかをがどこまで考えていたかは定かでないが、叙情的な風景描写に頼らず、動植物や像を含めた膨大なキャラクターのマスゲームに徹することで、共同体とゲニウス・ロキを描ききった『吉永さん家のガーゴイル』は傑作である。